スタンド看板の耐久年数と耐用年数とは?

間違えやすい用語についておさらい

●「耐久」と「耐用」

耐久とは、ある材料が外部からの物理的・化学的な影響に対して、どれだけ長く抵抗できるかを示す性能のこと。長持ちする力。
耐用とは、使用に適応すること。耐えること。
ある物があることに対しての反応を能力として示したものが耐久であり、耐久の結果、起きている事実事象が耐用となります。

●「耐久年数」と「耐用年数」

耐久年数とは、メーカーなどが独自のテストや判断において、「これくらいの期間は問題なく使えるだろう」として公表しているもの。
ただし判断の根拠となるものに規定はないため、あくまで推定値として捉えるほうが無難です。
耐用年数とは、機械設備や建物などの固定資産が使用できる期間として法的に定められた年数です。
国が「これくらいの期間で資産価値がなくなるだろう」と定めた期間です。
資産として価値がある期間、と言い換えると分かりやすいと思います。
なぜこのような期間を定める必要があるのかと言うと、決算書や申告書の計上に減価償却費があり、これを算出するためです。
減価償却費については、後述します。

まとめると、 耐久年数=物理的な寿命。メーカーなどが想定する通常の使用方法にて、問題がなく使用できる期間。
耐用年数=価値としての寿命。資産として価値があると定められている期間。
となります。

減価償却について

●減価償却とは?

機械設備や建物など固定資産(財産)となるものを購入した際にこの購入費用をある期間に分けて少しずつ費用にする仕組みです。
購入時に全額支払い済みでも、一度に経費として計上するのではなく、分割して経費として計上することができます。

数年にわたり使用する資産は、購入した年だけの経費として計上するよりも実際に使用する期間中に分けて計上するほうが自然ですよね。
そのための仕組みがこの減価償却です。

●減価償却期間はどうやって決めるの?

国が一般的な用途に基づいて、資産ごとに定めています。この期間のことを「法定耐用年数」と言います。

詳しくは下記のホームページで確認してみてください。
国税庁-耐用年数表

●看板の法定耐用年数はどれくらいなの?

もちろん看板も法定耐用年数が定められています。
さらに看板の種類によって、主に3つに分類されています。
建物附属設備 袖看板など
金属製であれば18年、金属製以外であれば10年
構築物 ビル屋上にある大型看板や線路沿いにある野立て看板など
金属製であれば20年、金属製以外であれば10年
器具や設備 店舗店頭に多いスタンド看板や電光掲示板など
3年
詳しくは下記のホームページで確認してみてください。
国税庁-耐用年数表(建物・建物附属設備)
国税庁-耐用年数表(器具・備品)